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今回はステムです!! ARA製のステムですが、ノーマルに比べオフセット量が短くなり(ステムシャフトとフォークまでの距離)、倒し込みの反応が良くなるとゆうレーシングパーツです! このストリートファイターにおいては、性能云々ってより見た目重視なんですけどね!! フレームをパウダーコートで塗装した際に、ステムのベアリングは外してるので、新品のベアリングレースを圧入。 ホンダから専用工具が出ていますが、わたくしお手製のベアリングインストーラーで事足りました! ベアリングを外した場合は基本的に新品へ交換するので、オールペンするとベアリング等もリフレッシュされ、新車の状態になりますね! ロアブラケットを取り付け。 ステムのナットを締めてステアリングの作動具合を調整しますが、車種や使用されているベアリングによって調整方法は様々で、CBR954RR(前期)の場合は 【強めの規定トルクで締める - ステムを動かし馴染ませてから緩める - 規定トルクで締める】 てな具合。 他の車両だと「キュッと締めて1/8回転緩める」みたいな感覚的な手法もあったり(笑) まぁ、『ガタが無くきつ過ぎなく』って調整するのが目的なので、何が何でもマニュアル通りって事ではなく、あくまで調整の目安。違和感があればそこから微調整は行います。 ステムの調整ナットは特殊形状で専用のソケットが必要で、先程書いたようにCBR954RRは締め付けトルクで調整する為、トルクレンチが使えるソケットが必要になります。 ホンダから専用工具があるのですが、あいにく在庫が無く・・入荷まで待っていられませんので、工具を作りましょう!と 丁度いい大きさのソケットを持っていたので、これを削っちゃいましょう!! ちなみにFLAG製の1-3/8インチ(約35mm)のソケットでした。 スナップオンだったら1万円位するので勿体無くて削れませんけど、このソケットは1,000円ちょっとだからね。失敗しても大丈夫(笑) 昔はインチ工具なんていったらスナップオンかマックツールくらしか無かったですが、最近は安く必要な精度はある工具が手に入るようになってホント助かります。 完成!! 爪が4つ付いて、この爪にナットが引っかかります。 バッチリです!! ステムを締め付けたらトップブリッジの取り付け。 ナットはアルミナットでブラックアルマイトが施されている物を用意。 また外す予定があるので仮止め。 人間すぐ忘れるので、締まっているか緩んでいるか分からない状態で放置する時は必ずメモを貼っておきましょう! それか部品自体付けない。 メモを貼るのを忘れる人は・・・知りません(笑)
今回はフレームが付きますよー スイングアームハンガーと同じく各ネジ部のタップ立てやシャフトが入る箇所の塗装剥がしを行い、ボルトの代わりにドライバーでフレームが落下するのを防ぎ、各ボルトやシャフトを付けていきます。 今回は何てこと無く(毎回何かあっては困りますけどね笑)取り付け完了!!
さて今週は!! スイングアームハンガー他 と スイングアーム&リアホイール一式 で御座いますよ!! 直ぐに取り付けたいところですが・・その前に スイングアームハンガーはパウダーコートで塗装したのですが、パウダーコートで塗る下準備として、サンドブラストで古い塗装や汚れを落とすんですね。 で、そのサンドブラストで使う砂が凄く細かくてねじ山に残っているんです。 勿論、ネジ部にはボルト入れ砂が入らに用にしたり、サンドブラスト後はエアーで吹き飛ばしたりするのですが、砂が細かすぎてある程度はどうしても残ってしまいます。 パウダーコートで塗装後にボルトを入れるとジャリジャリしていたり、抵抗があったりで、そのままボルトを締めてしまうとねじ山を壊したりボルトが折れてしまいます。 ですので、組む前に全てのネジ部を砂が残っていないか確認、必要であればタップでねじ山を整える事前作業があります。 組んでからタップが入らない場所のネジが入らないなんてなったら悲惨ですからね(笑) 先にやりましょう! ねじ山を整えるだけではありません。 パウダーコートしたくない場所はマスキングで塗装されないようにするのですが、境界線はどうしても塗装が乗ってしまったりします。 塗りたくない = 精度の高い部品が付く なわけなので、塗装のされていると部品がきちんと付かないので、余計な塗装はカッターで剥がします。 パウダーコートの塗膜は厚いので「少しだけ」と思っても部品が付きません。 ねじ山整えたり不要な塗装剥がしたり、これらの作業が意外に時間がかかる・・・ エンジンにスイングアームハンガーを付けました! こちらはリアショックのコンロッド パウダーコートをする時はベアリング、ダストシールは外します。 これらは基本的に再利用はしませんので、新しい物を圧入。 パウダーコートで塗装するって事はオバーホールになりますね。自然と。 ベアリング、ダストシールを付けスイングアームハンガーに付きました! 最後!! スイングアームを付けて完成!! えっ?! スイングアームが動かない 付ける前に「これでいいんだろうか?」と疑問を持ちながら付けましたが、やはりだめでしたね。 原因は規定トルクでスイングアームの取り付けシャフトを締めると、スイングアームがエンジン側に押され、干渉してしまう為。 本来、スペーサーが入るべきところにスペーサーが付いていなかったんです。 上の画像を見るとスイングアームが左に寄っています。 シャフトにトルクをかけていない状態であればギリギリ干渉していないようですが、規定トルクで締めると干渉してしまう・・・ もうちょっと右に寄っていてくれればと思うのですが、スイングアームに関しては、もうどうしようもありません。作り変えるのは難しいでしょう。 シャフトを規定トルク以下で締めれば擦れる程度でスイングアームは動くのですが、それだと後々不安になってしまうので、出来れば改善したいところ。 そこで、スペーサーを作りました。 スイングアームから僅か0.1mmですがスペーサーを飛び出しており、規定トルクでシャフトを締めてもスイングアームは干渉せず、動きが制限されません!! ちなみに、表面処理は硬質アルマイト、付けてしまえば見えないけど色は黒です(笑) 通常のアルマイトは色を付ける、錆びさせない目的の割合が高いですが、硬質アルマイトは文字通り表面が硬くなり、スイングアームのシャフトみたいな強いトルクで締める箇所に有効で、カラーが潰され変形し難くなります。 ダストシールはスイングアームに圧入されているベアリングを埃から保護するものですが、残念ながらダストシールはいいサイズの物が見つからず・・・ やむを得ず固いグリスをたっぷり大幅増量中で塗りたくり、ダストシール代わりに。 このスイングアームは海外でワンオフ?流用?と聞いておりますが、カスタムをする際、ベアリングやシール類など、今後交換する可能性のあるものは何を使っているのか、知っておく必要があります。 ベアリング屋さんで手に入る規格品なら問題ありませんが、バイクや車で使われているベアリングって、専用設計だったりする事が多いんですね。 専用設計のベアリングだと「〇〇のメーカーの車種は〇〇に使われているベアリング」って知らないと、数多くある車種の中、同じものを見つけるのは難しいでしょう。 例えば私が作ったとして、 一応記録には残しますけど、データを保管しているパソコンが壊れデータ消失したり、明日には死んでいるかもしれませんので(笑)、ここは他人に頼らずオーナーさんも共有していたほうがいいかもですね。 って事で、 規定トルクで締めてもしっかりと動くスイングアームが付きました!!
さてさて今週は・・・・ インジェクター! インジェクターとエンジンはインシュレーターによって連結されるのですが(画像の黒い輪っかね)、 インジェクターがまっすぐ収まらない・・・ インシュレーターも古く変形しちゃってるし、これが原因かなって思い、新品を用意するもやっぱり綺麗に収まんない・・・ インシュレーターのバンドもインジェクターの一部に干渉しているし、隣のインジェクターのバンドと干渉していたり・・・どうもこれも原因なのかなって。 「こんな付け方してホンダもアホンダねー」 と一気に冬到来の寒いギャグをぼやきながら何度か付け直してみるけどやっぱり綺麗に収まんない・・・ まてよ?! サービスマニュアルを確認。 あぁ~!!(納得) これが正しいバンドの位置です!! どこにも干渉していませんね! 何が起こっていたか説明すると、 国内仕様のインシュレーターって半分くらい塞がっていてパワーダウンさせているんですね。 で、国内仕様のCBR954RR乗りの間では『インシュレーターを海外仕様の物に交換するとフルパワー化できる!(これ以外にもフルパワー化の作業はありますが)』とインシュレーターを交換するんです。 この交換した時に元々バンドが付いていた位置を無視して、好き勝手な位置で付けた。 で、わたくしバラす。 忘れないように何番インジェクターに付いていたインシュレーターってタグをつける。 基本的に元に付いていた通りに戻すので、「あれ?綺麗に付かないぞ」って。 こんな感じです。 要は以前フルパワー化させる為にインシュレーターを交換した人が、元の状態で戻さなかった為、斜めにインジェクターが付いており、折角フルパワー目指したのに混合気が整流されず、本来のフルパワーになっていなかった・・ と、 で、ついでに私もそのトラップにハマってしまった と、 そうゆう事です(笑) 付いていた通りに戻す、忘れそうな場合は写真やメモ、タグで分からなくならないようにする。おかしいと疑問を感じたら調べる。サービスマニュアルを見る。 基本です。 僕はバイクを買う時は必ずサービスマニュアルも買います。 このてのバイクだと1万円位なのかな?中古なら安く手に入るでしょう。 たった1万円でそれ以上の価値のある情報が書いてあるのに、なんで買わない方多いんでしょうかね。 バイク屋任せの方には必要ありませんが、自身で作業する人は必須ですよー!! カスタムパーツ買う前に先ずはサービスマニュアル! そんなこんなで、無事装着! ちゃんと取り付けできたから1馬力位UPしたかな?(笑) ちなみにバンドの向きは「干渉しないように付けばいいじゃん」と思う方もいるかと思います。 確かにこのエンジンだけの状態ならスペースがあるので問題ないですが、エンジンがフレームに収まった状態、つまり限られた狭いスペースでバンドを緩められるよう計算してあるので、正規の位置に向けないとダメなんです。 続いて 今週号はなんとラジエターもあります! こちらはスムーズに問題なく付けていきます! ラジエターのキャップです。 色がシルバーなので・・・ 黒いラジエターキャップを用意しました! もちろん余計なシールは 剥がします! 中心のカシメ部分が銀色でしたね~ 今度ここだけ黒く塗装することにしましょう! ホースやらゴチャゴチャしてきて、【エンジン】って感じがしてきましたね!
新シリーズ『週刊ストリートファイターを作ろう第2巻』の付録はエンジン!(笑) って事で、エンジンが塗装から上がってきました!! 基本的にエンジンは分解せず丸ごと塗装、エンジンカバー類は別途塗装します。 「エンジン丸ごと塗ったら分解できないじゃん!」 とツッコミとおっしゃる方もいるかと思いますが、逆に問いたい。 いままでエンジン分解修理した事何回ありますか?と。 愛車に乗っている間、エンジン分解する事なんて1回あるか無いかでしょ?って その万が一の可能性の為にエンジン分解して塗装するのもどうなのかなー?って もしその万が一があった時は分解したついでに再塗装すればいいかなって 分解して塗装も出来ますけどコストが全然違うんですよね! エンジンチューニングでよく分解する人やオイル漏ればかりしている車両はもちろん分解して塗装した方がいいと思いますけど、そうでないなら分解せず塗装してもいいかなって。 海外のカスタムバイクを見るとエンジンカバーすら外さず塗っている車両も多かったりします(笑) さすがにエンジンカバーは外す機会のあるパーツなので、ウチではエンジン、エンジンカバーと分けて塗っていますけどね。 シリンダーヘッドカバーにパーツを取り付けるの図 まぁシリンダーヘッドカバーの軽い事!! やっぱSS(スーパースポーツ)はこうゆう小さな軽量化の積み重ねで軽い車重を生み出しているんですね!! エンジン中が見ているついでに、特別異常はないか軽く点検もします。 続いてジェネレーターカバーです。 ここで発電がされております。 新しいガスケットにして取り付け! 今度は反対側、クラッチカバー。 ここはミッションの動力をスプロケットに伝えています。 クラッチカバーはガスケットが無く、液体ガスケットを塗布して取り付けます。 何故紙やメタルのガスケットを使わないかの理由は分かりません まぁ、紙ガスケットは滲んできたり破れたりするのでアレですけど、メタルなら使ってもいいと思うんですけどね。 液体ガスケットの方が機密を維持できる? コストダウン? 軽量化? そのうち知っている人がいたら教えてもらう事にしましょう! 組み上がりました!! エンジンは熱や薬品に超強いガンコート、エンジンカバー類は熱や薬品に強いパウダーコート、ついでにエンジンカバー類は黒いステンレスボルトを使用しました! 黒いステンレスボルトは当店で扱っています!わざわざ変える事も無いかと思いますけど、外したついでになら是非変えたいですね!より黒々してカッコいいです! よく使うものは在庫していますし、在庫が無いものでも1週間程度でご用意できます! ステンレスボルトを使う時の注意ですが、ステンレスボルトは固着してしまい、外すときに雌ねじ側が破壊されたり、ボルト自体折れてしまったりする可能性があるので、固着防止剤を塗布して使用しましょう!